夏だ。野球部の思い出

日記
スポンサーリンク

こんにちは、まさおです。

なんだこの天気は?

今日は暑いぞ。

暑いか雨かどっちかという白黒はっきりした天気が続いています。


いやあ夏ですね。高校野球の地方大会も間もなく始まる。

一応野球部だった。すぐやめたけど。

だから高校野球は少し気になる。

野球部という組織は面白い。

そこに入ると、高校へ勉強しにいくのでなくて、野球の練習をやりにいくという感じの生活になる。

朝は練習。

昼飯は他の野球部員と一緒に食うし。

夕方も練習。

授業は付け足しで、練習がメインになる。

なので授業は結構寝ていた。

土日は練習試合。

野球部員が留年の危機に陥ると、監督が掛け合ってくれて、進級させてもらえるということもある。



他の部活との違いも感じだ。

なんというか野球部だけ部活というよりは仕事的な感じがした。

野球部をやめてから別の部活に入ったのだが、そこは顧問も顔を出さず、部員だけでサークル的に遊んでいる感じだった。

すごく気楽で自分はそっちの方があっていた。


あと、野球部はやめた人に対して冷たい。

野球部をやめた後、同学年の女子マネージャーにたまたま出会ったとき、見下すような態度で次のように言われたことを覚えている。

女子マネージャーいわく「そういえばN君も野球部やめたんだよ。遊びたくなって」と。

野球部をやめた人と3年生の地方大会まで全うした人。

高校生の頃は、自分もどこかに野球部をやめた人としての後ろめたさ的感情を少し持っていたが、今から思うとそんなのどっちでもいいよね。

やめて高校生活が面白くなるならその方がいい。


なんというか運命共同体になってしまうのですよ。野球部に入ると。

練習はかなりきつい。ノックを受けたり、バッティングマシーンを使った野球としての練習の他に、かなり走らされる。

だから野球部員は、校内の持久走大会で上位に何人もランクインした。

苦しい練習(練習というか苦行だった)を一緒にやることで連帯感もかなり強くなるのだが、逆にやめてしまうと「そいつだけ楽をした」みたいな感じになって非国民的な扱いを受ける。


あと、監督が鬼軍曹な感じの人で、練習中はほとんど褒めなかった。

けなしたり、挑発することはするが。

野球部員みんなにあまり好かれていなかった。

ある練習試合の時、打たれた後で、なんとか3アウト取ったピッチャーがベンチに戻ってくると、そのたびに鉄拳制裁を受けていた。

昔堅気の監督だった。今そういう監督いるのかな?

たまに、そういう監督が暴力を振るったということで、ニュースになるからまだ生息しているのだろう。

その監督は世界史の先生で、授業中は冗談を言う普通の威圧感のない先生だった。

だから意図的に怖い監督を演じていたと思うのだけど、それが野球部の強さ向上にあまり貢献してないことは明白だった。

あの監督、練習中は何でいつも不機嫌そうにしていたのだろう?

演じていたのだと思うのだけど何で鬼軍曹を演じないといけなかったのだろう?

理想の監督像が鬼軍曹だったのだろうか?


自分の高校は地方の、普通の公立高校だったけど、野球部ってそういう面白い組織だった。

なんというか高校の中で一つの独立した国家みたいな感じの雰囲気を持っていた。

ここまでどっちかと言うと批判的に野球部のことを書いてきたけど、一緒に練習していたやつらは純粋で一生懸命で今から思っても尊敬できるなあ。

高校時代にそういう苦行的な部活をやることにも意味はあると思うよ。

まあ、人それぞれということだと思う。

野球部を続けられる奴はそれでいいし、やめてしまってもそれでいい。

高校の部活だからね。


また暑い夏が始まる。自分の通っていた高校の野球部は今年はどこまでいくかな?

1回戦突破できるだろうか?


ちなみに今でも野球は好きです。

タイトルとURLをコピーしました