冷夏タイ米を思う

日記
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こんにちは、まさおです。

台風は日本海へ抜けましたが、各地で大雨を降らせ大変な状況になっているところもあります。
自分の住んでいるところはそれほどの大雨にはなりませんでしたが、それにしても気候が変わってしまっているということを毎年のように痛感させられます。

何十年に1回という大雨が毎年のように降る。昨年もおととしもどこかでそういう大雨が降りました。
過去のデータからすると何十年に1回かもしれませんが、最近のデータだけ見ればそうではなく今年もそういう大雨が降ったということになる。

毎日暑く、雨が降らないかな~と最近はずっと思っていたのですが、雷様、そんなに一辺にたくさん降らせなくてもいいです。この極端な気候はなんとかならんか。最近の気候が極端化しているので昔の夏が余計に懐かしい。

昔だって夏はそれなりに暑かった。が、こんなに殺人的に暑くはなかった。1週間くらい前、毎日暑いときは日中、救急車のサイレンをたまに聞いた。そりゃ、これだけ暑いと熱中症になってしまう人もといるわな~と思いながら遠ざかっていく「ピーポーピーポー」を聞いていた。

そういえば昔は冷夏の夏があった。冷夏で米ができなくてタイ米がスーパーの店頭に並んだ年もあった。私の家もタイ米を20%か30%混ぜた御飯が食卓にあった。自分は日本産100%の米とさほど違いを感じなくておいしく食べていたが、「タイ米はまずい」という言葉がマスコミにあふれ、なんだか必要以上にけなされているようでタイ米がかわいそうであった。

そもそもタイ米は日本のコメと種類が異なる。日本のコメはジャポニカ米という短粒種でもちもちして粘りがある。タイ米はインディカ種という長流種でジャポニカ米に比べるとぱさぱさしている。

御飯に混ざっているタイ米は確かに日本のコメより細長くはっきりとそれとわかった。興味本位でタイ米だけ集めて口に入れてみたがさほどまずいとも思わなかった。

タイ米の混じった御飯は私は好きだったが、そういうことでぱさぱさしているのでそれで握り寿司などできなかった。テレビを見ていたら寿司屋の大将が「全然ダメ」とか言いながら指さしている映像が流れた。指さす先にはタイ米で炊いた御飯が釜の形のまま残飯のバケツにあった。

それを見てなんだか悲しかった。タイ米はぱさぱさしていてそもそも寿司のシャリにはなりえない。それは寿司屋の大将もわかっていたと思うが日本米を入手できなければしかたない。ある米でやるしかないのだ。

そういう状況が悲しかったし、特に捨てられているタイ米の御飯に対して本当にかわいそうだった。タイ米に感情移入していた私はそのように思った。昔から判官びいきでタイ米がマスコミで叩かれる度に感情移入の度合は更に増していった。

テレビがタイ米の悪口を言うたびに私は心の中で「タイ米はまずくないよ」と一生懸命タイ米を応援していた。
今思うと何でそこまでタイ米の側に立っていたのか疑問だが、マスコミのタイ米批判の報道があまりにひどかったからかもしれない。

それ以降タイ米が庶民の食卓に上がるような冷夏は経験してないと思う。

昔の夏は今よりずっと涼しかったというところからタイ米を思い出した。

ちなみにタイ米はぱさぱさしているのでチャーハン向きです。おいしいチャーハンが食べられます。

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