「ニトの日当」の思い出

日記
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こんにちは。まさおです。

今日は自分が以前よく読んでいたブログについての記事です。


「ニトの日当」というブログをよく読んでいた。

管理人のニトさんはいわゆるニートだった。

大学卒業後ニトさん就職。

体調が悪くなり、入院。

退院後新たな職を決め、就職するが再び体調が悪化。

そのようなことを何回か繰り返したニトさん。

雇われて働くことに限界を感じ、一人で稼いでいくことを目標とするようになっていったという。

一人で稼いでいく手段として、ブログの執筆、FX投資などをされていた。

ブログのヘッダ画像は次のようなものだった。

若い男性が自室でベットに座り、ギターを弾いている。

自撮りの画像かどうかわからないがおしゃれなヘッダだった。

胸から下の画像なので顔は写っていない。

ブログはいくつかのカテゴリ、プロジェクトを持っていた。

FX投資の記録、ブログその他からの収益の記録、偉人の名言をニト的に解釈したエッセーなど。

その中に「人会いプロジェクト」(だったと思う)という企画があった。

詳細は忘れてしまったが、ニトさんが読者とどこかで出会って話をするというような企画だった。

占い師に「もっと人と会ったほうがいい」と言われたニトさんがそれを実行するために立ち上げた企画だったと記憶している。

どこの馬の骨が来るかもわからず、よくそんな危ない企画を立ち上げたなと思っていた。

ニトさんも結構ビビっていたようだが、出会った読者の方は全員いい人であり、優しい人たちだった。

どんな人が来るのか? どうなるのか全く展開が読めず、続きが楽しみな記事だった。

偉人の名言をニト的に解釈する記事も面白かった。

詳細は忘れてしまったが、アインシュタインの名言とか、夏目漱石(あったかなぁ)の名言などについてニト的視点から語っていく。

その視点と話のもっていき方が面白かった。

ニトさんは小説を書いていたらしい。

「朝から体調が優れないニト」のように文末が~なニトで終わる文章。

自分を客観視して少し突き放したようなこの書き方は他のブログにはあまりない文体で、これも好きだった。


マイフェイバリットブログであったのだが、何年か前になくなってしまった。

ある日、いつも通りに http://nito-nitto.com/ にアクセスすると見慣れた画面が表示されない。

何かの間違いだと思って再びアクセス。やっぱりいつもの画面が表示されない。

何回かそれを繰り返し、その日はサーバーの調子でも悪いのかなと思っていた。

そのあとも何日かおきに http://nito-nitto.com/ にアクセスをした。

やっぱり表示されない。ようやくニトの日当がなくなってしまったことに気が付いた。

ニトの日当のことを忘れ、数か月したあとでなんとなく http://nito-nitto.com/にアクセスすると、なんと表示された。

ニトの日当ではなく「comoriの世界」という別ブログになっていたが、ニトさんの書いているブログだった。

「おおぉ、復活した」と思わず声が出た。うれしかった。

内容は引きもこもりの人に対してのお役立ち情報的なものだったと記憶している。

正直「ニトの日当」のような面白さはあまりなく(ニトさんすみません)野球で言うところの、ボールを置きに行っているような、若干腰の引けた感じがした。

それでも気になるので時々訪問していた。

100記事になったくらいでニトさんはアンケートを行った。

読者に向かっての、comoriの世界についてのアンケートだった。

自分もアンケートに回答したかったのだが、いまより数段臆病で、送信ボタンを押すことができなかった。

その後、回答者は5人程度だったとの記事が掲載された。

ニトさんはショックを受けているようだった。

ニトの日当に比べると自分の興味のない記事が多かったのでcomoriの世界は頻繁には訪問しなかった。

それでも時々訪問しては新着記事の確認はしていた。

あるときhttp://nito-nitto.com/にアクセスするとニトの日当の無くなっていた時と同様に、見知らぬ画面が表示された。

「あー、comoriの世界もなくなっちゃった」と訪問しないわりにはすごく寂しくなったのを覚えている。

ニトさんはいまどうしているのだろう。

「ニトの日当」をまた読みたいなあ。








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