こんにちは。まさおです。成人の日からはだいぶ過ぎたが、今日は成人式についてです。
今年の4月から成人年齢が18歳に引き下げられる。
でも成人式は20歳で行う自治体がほとんどだ。理由は18歳だと大学受験の時期と重なるからという。
確かに18歳の1月10日前後に成人式をするとなると、大学入試共通テストの直前に当たり、受験生にとって最も大事な時期ともいえる。
そんなときに成人式などやってられないというのが当事者の声だ。
その通りだと思う。成人式は20歳になったときにやったらいいだろう。
そういえば青年の主張は知らないうちになくなっていた。
青年の主張とはラジオの番組のことだ。
大変な境遇のなか、逆境に押し流されずに奮闘している青年たちの懸命な叫びを放送する論文主張大会のようなもの。
うちはいつもラジオがついている家庭だったので、成人の日になると青年の主張がラジオから流れてきた。
主張を行っている青年たちの置かれた環境の過酷さ、そのなかでもがきながら必死で生きている姿が、その声にも表れていて、小学生だった自分はいたく感動した。
その青年の主張はいつの間にか青春メッセージという柔らかなタイトルの番組となり、知らないうちに消えていた。
世の中の軟化を象徴するように青年の主張も時代を追うごとにソフト路線となり、なくなってしまっていた。
今、青年の主張を聴きたいとは思わないが時代が変わったことを改めて思う。
成人式には自分は出席しなかった。きれいに着飾って旧友と戯れる姿に何かさむいものを感じていた。小さいころの自分は。
成人式の日に働いていることがかっこいいと中学生の自分は思っていたので、式に出席するという選択肢は全くなかった。
振袖を着て、白い毛のマフラーをし、旧友と騒ぐというのは二十歳の女の子にとって、人生の一大イベントだと思う。
後から振り返ると、人生の区切りともなる式典でもあり、そんなに出席しないことにこだわらなくてもよかったのではと思う。
成人式に出席しないほうがかっこいいと思っていた自分がずいぶん若く見える。
自分の地域の成人式の出席率は30%くらいだったと記憶している。
地域のミニコミ紙に成人式の集合写真が載るのだが、学年の半分も集まっていなかった。
成人式の出席率がどのくらいか興味があったのでネットで調べてみた。
驚いた。地域によって差があるが全国平均で約63%(平成30年)。もっと低いと思っていた。
おおよその傾向として地方は高く、都市部が低いとのこと。
私の地元は地方であるが、だいぶ低い。
同級生がみんな忙しかったのか、それともそんなに仲がよくなかったのか?
仲が良くなかったとは思わないが、なんか皆、よそよそしい感じはしていた。自分がそう思っていただけかもしれないが。
成人式はきもの業界にとっての一大イベントであり、若い女の子がきれいな格好をして笑顔で談笑しているような写真は見ていて楽しくなるので成人式自体はずっと続けてほしい。