こんにちは。まさおです。まだ寒いですが最近いくらか春めいてきましたね。
シンギュラリティという言葉がある。最近あまり耳にしないが5年くらい前はよく聞く単語だった。シンギュラリティというのはアメリカの発明家カーツ・ワイル氏が2045年に起こると言っている事件のことだ。
端的に言うと人工知能が人間を超えるということ。
このシンギュラリティについてゴリラの研究者として有名な山極寿一さんが新聞で次のように書いていた。
それは「シンギュラリティは起こりうる」ということ。
「え、起こるの?」と少しびっくりしてしまった。「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」で有名な数学者の新井紀子さんは「そんなものは起きない」と断言していた。新井さんがそう言うならそうなんだろうと自分もそう思っていた。
まさか「シンギュラリティは起こりうる」と山極さんが言うとは思ってなかったのでびっくりした。さらに新聞を読み進めるとどういうことかわかった。
それはAIが人類を超えるのでなくて、人類がAIのような思考形式に適応してAIよりも能力が落ちてしまうという危惧だった。
一般的には、シンギュラリティが起きるかどうかというのは2045年くらいまでにそのようなAIが開発されるかどうかという話として受け止められていると思う。自分もそう思っていた。
人間が劣化してしまうという方向性は全く考えてなかったのでまさに、目からウロコが落ちたひとときだった。