「しょぼい起業で生きていく」と「その日暮らしの人類学」

読書
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こんにちは。まさおです。最近は「しょぼい起業で生きていく」という本を読んでいます。今日はそれについてです。




最近、「しょぼい起業で生きていく」という本を読んでいる。

著者は「えらいてんちょう」こと矢内 東紀(やうち はるき)さん。現在31歳

えらてんさんの体験をもとにしたしょぼい起業のすすめと言った本だ。

えらてんさんは大学卒業後サラリーマンになるという選択肢は始めからなかったと言っている。

朝起きられない、満員電車が嫌い、というのがその理由だ。

ほとんど無計画で起業したらしい。

それでうまくいっている。


本書を読んでいて、えらてんさんが起業で成功した原因は次の2点だと思った。

ます、友人が多い。

あと、えらてんさんは面白い人だと思われる事が多い。

しょぼい起業のノウハウが参考になるならないは別として、エッセーとして読んでも面白い本だ。


友人知人、近所の人とのネットワークをうまく活用し事業を成功させているのはあれににているなあと思った。

それは「その日暮らしの人類学」という本に書いてあったことだ。

この本はアフリカのどこの国だか忘れてしまったが、どこかの国に住む露天商とか行商人などの生き方について説明している。

彼らはサラリーマンでなく、どちらかというと非合法の零細自営業者だ。

その生き方は基本的にひとつの仕事をずっと続けようとはせず、やってみてうまくいく仕事をとりあえずする。

うまく稼げなくなればすぐに別の仕事にチェンジする。

例えば、今の仕事がうまくいってないある人が、知人が靴の行商でうまく稼いでいると知ったとする。

彼はその知人と連絡を取り、靴の仕入先や販売方法などを教えてもらう。

そして、すぐに靴の行商人として働き出す。

それがうまく儲かればそのまま続けるし、稼げなくなってきたらすぐに別の仕事にチェンジする。それは土木作業員かもしれないし、屋台で食べ物を売る仕事かもしれない。

靴の販売ノウハウを教えた知人からすると彼はいわばライバルとなるのだが、相互扶助的関係で自分たちの暮らしが成り立っていることがよくわかっているので惜しげもなくそのノウハウを教える。

友人知人というネットワークが自分たちの生命線であることをよく知っているのだ。

その知人が逆に別の仕事を彼から教えてもうらことも当然ある。

えらてんさんがやっているのはこれだなと思った。

本書の中にも友人知人、近所の人を大切にすることがキモだということが書いてある。


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