人生の応援歌、激励の書 ヒルビリーエレジー

読書
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こんにちは、まさおです。

最近ヒルビリーエレジーという本を読んでいる。

アメリカの白人労働者層の生活を描いた本として紹介されており興味を持っていた。

そのような人たちの生活がどのように大変であるかについてもよくわかる本だが、自分はこれを激励の書として読んでいる。

始めからそのように読んでいたわけではないが著者のJ.D.ヴァンスさんの人生が海兵隊に入ったあたりからそのように読んでいる。

ヴァンスさんは波乱万丈の幼少、少年期を過ごした。母親の彼氏が変わることはしょっちゅう。家庭内での喧嘩も日常茶飯事。

いつも自分の家に居場所がないと思いながら育ってきた。

ただ、祖母の家など逃げ場所はその都度あったので最悪の事態にはならずに済んだ。

高校生の3年間は祖母の家に暮らし、それまでより安定した生活を送ることができた。

進路をどうするか迷い、結局海兵隊に入る。

海兵隊での訓練、生活によってヴァンスさんに欠けていた常識を手に入れ、考え方も変わった。

過酷な少年時代の体験から学習性無気力になっていたヴァンスさんだったが、海兵隊での訓練によって自信がついた。

「何をやってもよくならない」というあきらめから「やればできる」という自信が生じていく過程の描写は読んでいて気持ちがいい。

自信を失っている人、これから何か始めようとしているが不安が大きくなっている人を勇気づける激励の書だ。

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