うつ気味のときは200円が払えない

日記
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こんにちは。まさおです。この頃、季節が一気に進んでしまっています。


久しぶりにブックオフへ行ってきた。何か面白い本はないかなと思って。

今日は入口を入るとそのまままっすぐに進んだ。直進した通路の両側には女性物のバック、衣類などが並んでいた。もちろんそんなものは興味がないし買わないが精神的に疲れていてうつ気味の時の行動はこうなってしまう。

自分の通っているブックオフは入り口を入ると右側にレジがあり、その前を通って奥へ進むのが本棚に挟まれた通りへ行く最短ルートだ。元気なときは何も考えずに最短ルートを歩くことになるが、うつ気味のときはレジの店員が気になるので上に書いたような大回りをしてしまう。

大回りの末、本の通りに出ると小柄な女性が立ち読みをしているのが目に入った。ポニーテールで花柄のブラウスに萌黄色のズボンをはいていた。

コロナ禍になってからずっとそうだけど、みんなマスクをしているので幾つくらいの人なのかわかりにくい人が増えた。

その年齢不詳な多分20代~40代くらいの女性は、何かぶつぶつと独り言をいいながら本を探していた。

自分もたまに独り言をいいながら何かしていることがあるが(自宅で)、公共の場で見知らぬ他人がぶつぶつ言いながら本を探しているのは少し怖いと思った。

ブックオフにいくとたまにこういう人はいるが久しぶりに出会ったので少し気になった。

以前何回か出会った独り言を言っていた人は、20~30代くらいに見える小柄でふかわりょうのようなおかっぱ頭をした男性だった。

その男性は政治、経済関係の本を立ち読みしていた。いや、正確に言うと座り読みだった。うんこ座りをして両手で本を開いて読んでいた。

時折抑えた笑い声をあげ、書いてある内容をばかにするような発言をしていた。独り言の内容まで正確には聞こえてこないが、自分の方がそのことについてよく知っているとでも言いたいような口ぶりだった。

また、たまに感心したような声で何か言っていることもあったので単に本の内容をけなしているだけでもないようだった。

独り言が止んで静かになったのでその人の方を見るとその本を読んでいる目つきの聡明さに驚かされた。

何をしている人かもちろん知らないが、気になるひと(でもあるし目立つ人)であった。あとやっぱりいくらか気持ち悪かった。

今ウクライナがこのような状況だしということで佐藤優さんの本を何冊か手に取って、ばーっと眺めた。面白そうな本だった。

200円だったが、買うことができなかった。

うつ気味になると極端に出費するのが気になってしまう。一度は買おうと思ってレジへ行きかけたのだが、立ち読みしていたところへ戻ってきて棚へ返してしまった。

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