ドアの向こうのカルト

日記
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昨日図書館へ行ってきた。いつもは事前に検索した本だけ借りてくる。でも昨日はぱっと目についた本も借りてきた。「ドアの向こうのカルト」という本がそれ。「エホバの証人」という宗教団体に入っていた人の体験談だ。

この頃宗教2世という言葉をニュースで耳にする。宗教2世とは自分の意志ではなく、親に勝手に宗教団体に入れてしまった人たちを指す言葉のようだ。また、安倍元総理銃撃事件の犯人のように、親がカルト教団に入信してその悪影響を受けて育った人たちのことも指すようだ。

なので知らないうちに頭のどこかに「宗教2世」ということへの興味が湧き起っていて、それで図書館で見た背表紙「ドアの向こうのカルト」に反応したらしい。

まだちょっと読んだだけなのでわからないことも多いが、この「エホバの証人」という教団、かなり問題がある。基本的にキリスト教の一派のようなんだけど、会社や学校で友達を作ってはいけないとか、結婚相手も証人でなくてはいけないとかものすごく閉鎖的というか排他的。エホバ以外の人はサタンに毒されているからとのことだが、キリスト教ってこういう教義じゃないと思う。多分。これはエホバに入った人が教団から出られないように外部に友人・知人を作らせないようにするための方策のようだ。

カルト教団には外部との接触をできるだけ減らす教義・方策があるんだろう。オウムなんかは典型で出家という形で物理的にも遮断していた。

まだちょっと読んだだけだけど、正直こんなにおかしい教団だとは思わなかった。うちにも勧誘が来たけど、キリスト教を信じているお目出度いちょっと面倒くさい人たちくらいにしか思ってなかった。その人たちは完全に洗脳されていて教団の言うことが正しいと信じてやっているだけだろうけど。

宗教2世の報道を聞くたびに、少々のことを大げさに取り上げている話だと思っていたけど、そうじゃないみたいだな。実際にかなり問題がある教団が存在することがわかった。
それは「世界平和統一家庭連合」だけじゃなくて。

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