田舎の匂い

日記
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こんにちは、まさおです。

まだ暑いけど、なんか秋の雰囲気が漂ってきました。

確実に季節は進んでいます。

お盆頃に比べると日が短くなっているのがはっきりとわかる今日この頃です。

自分は家庭菜園で野菜をつくったりもしていて、肥料に鶏糞を使っています。

鶏糞がなくなったのでホームセンターへ買いにいってきました。






先日は鶏糞がなくなったのでホームセンターへ買いに行った。

鶏糞とは鶏の糞を発酵させた有機肥料だ。

肥料を買いに行くときはいつも軽トラで行くのだが、スーパーに食うものを買いに行くようなつもりで家族の軽自動車に乗ってってしまった。




ホームセンターに着くと、屋外の肥料、園芸コーナーへ向かった。

上にも書いたが鶏糞とは文字通りだと鶏のうんこだ。

発酵させているので「生」のものとは匂いの種類が違うが、たいていの人は臭いというだろう。

自分は鶏糞の匂いはそんなに気にならないが。

いい匂いだとは言わないにしろ、発酵しているのでなんというか奥ゆかしい匂いになっている。香ばしい。




鶏糞、堆肥の匂いを親戚のおじさんは「田舎の香水」といっていた。

味のある表現である。

鶏糞に鼻を近づけて嗅げば、さすがに臭いが、鶏糞の匂いと畑の土の匂い、畑のまわりの草木が発する爽やかな匂いが混ざると「田舎の香水」という表現がぴったりの、安心するような田舎の匂いになる。






大学生の頃、お盆には帰省した。

故郷に近づくにつれ、視界に入る緑の割合が増えていった。

景色の変化によって故郷が近づいているのがよくわかった。

でも心の底から「帰ってきたな~」と思ったのは田舎の匂いがしてきたときだった。

田舎の匂い、堆肥の匂い、である。




何の話をしていたのだろうか? ホームセンターへ鶏糞を買いに行った話だった。

鶏糞は15キロで130円くらいだった。

台車を持ってきてそれに載せたのだが、腰が痛いときだったので上半身の力だけで鶏糞を載せなくてはならず、時間がかかった。

レジを済ませ、車まで来て気が付いた。

しまった、ワゴンRで来てしまった・・・。

鶏糞を返品するのも面倒なのでワゴンRに載せて帰ることにした。

店内に戻り、ダンボールをもらってきた。

荷台を広くしてから開いたダンボールを敷いてそこへ鶏糞を載せた。


車内は鶏糞の匂いで充満した。

田舎の香水などとのんきなことを言ってられない匂いだった。

さすがにたまらず窓を全開にして帰宅した。

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