こんにちは。まさおです。今日は今朝見た夢の話です。
駅の改札口の端はたいてい駅員の詰所になっている。
その詰所のようなボックスの中に60代とみられる和装の女性が立っている。
でもここは駅ではなく、どこかの旅館内らしい。
私はその女性に向かって声を掛けた。「小遊三さんはいらっしゃいますか?」と。
女主人は「ちょっと待ってくださいね」と言い残すと詰所から出てきて、奥に向かう廊下を歩いて行った。
廊下の突き当りで、「川崎さん、お客さんですよ」と大きめの声で呼びかけた。
突き当りの右側の襖が静かに開いて、70くらいの男性が出てきた。
よたよたした足取りでこちらへ向かって歩いてくる。
その老人は黒縁の眼鏡を掛け、黄土色のジャンパーを羽織り、茶色のズボンをはいていた。
誰だかよくわからないが、よくよく顔を見るとあの人であることがわかった。
日曜日の夕方5:40。何十年の続いている演芸番組、笑点のメンバー三遊亭小遊三師匠。
青い着物を着て座布団に座り、独特のテンポと歯切れのいい口調でしゃべるテレビの中のイメージとは全く違う人物がそこにはいた。
「はあ」とため息交じりの声を出し、「どちら様で? 何か御用でしょうか?」と力なくつぶやいた。
私は名乗ることもなくいきなり「ワカサギを捕りにいきませんか?」と師匠をワカサギ捕りに誘った。
私が旅館の入り口の引き戸を開けると、そこはいきなり舗装道路になっていて、その向こうに田んぼが見える。
私は、師匠のことはお構いなしに入り口から外へ出て舗装道路を横切り田んぼへ向かって歩いて行った。
田んぼはその一角だけが区切られていた。
そこは畳1枚くらいの広さで、水が張られていた。水深30cmくらい。
水の中にはタニシや、水カマキリなど田んぼに棲んでいる生き物と一緒にワカサギが沢山泳いでいた。
夢はここまで。
私は小遊三師匠の本名は知りません。
念のため小遊三師匠の本名をネットで検索すると「川崎」ではなく「天野 幸夫」さんであることがわかりました。
夢の中で出てきた「川崎」という名前ですが、これが当たっていたらすごいなと思い、少し期待して検索しました。
鎌倉時代の僧明恵は40年わたり自分の見た夢を詳細に記録し続けたそうです。