こんにちは、まさおです。
のど自慢やってました。何のことか?NHKのラジオ番組のことですね。
いや、もちろんテレビでもやっているのか?テレビ見ないから知らないんだけど。
この「のど自慢」いつもはほとんど聞きません。何でってつまらないから。普段ラジオを聞いていて、音楽が流れてきますが、全部プロの歌っている曲ですね。素人の歌っている曲はまず流れてこない。
ラジオから流れる音楽を聴いて、まあ、好きな曲ならうれしくなる。テンションが上がる。
で、知らない曲であったら別に何も思わない。
が、のど自慢でどっかの誰かが歌っているのを聞くとちょっと違和感を感じる。プロほどうまくないから。
のど自慢を聞くとプロはやっぱ歌うまんだな~って思いますね。でもただ上手ければいいのか?
何でこんなことを書くのかというと、とあるユーチューブのチャンネルを見つけたから。たしかカラオケ100点満点おじさんとかそんなチャンネル名だったと思います。この人はプロなのか素人なのか知りませんが、とにかく歌がうまい。最近の曲から、往年のヒット曲まで幅広く歌っているけど、どの曲もうまいです。うまいというか(もちろんうまいのだが)声の出し方が無理がない感じで聞いていて気持ちがいい。低音もさびとかの高音も無理がなく自然に声が出ている感じを受ける。下手をするとプロの歌手よりもうまいのではないか?という印象さえ受ける。
で、この人のチャンネルにある動画の知っている曲を片っ端から聞いていった。本当にうまいなあと思いながら。でも、ある時点を境にしてこれ以上聞きたいと思わなくなった。わからんが、30分~40分くらいだと思う。
確かにプロ並みかそれ以上にうまいと思うのだが、なんか物足りない。ずっと聞いていたいと思わない。何でか?と思ったが、考えてもわからないから、とりあえず、オリジナルの曲を聴いて聞き比べてみようと思った。この100点満点おじさんの声は、なんか、平井堅ぽいので、平井堅の「瞳をとじて」をご本人とこのおじさんのとで聞き比べてみた。
まず、正直びっくりしたが、歌自体は100点満点おじさんの方がうまい。うまいというか声の出し方に無理がない。まあ、うまい。でも平井堅の歌っている「瞳を閉じて」ほと迫ってくるものがないんだよな~。
平井堅が「瞳を閉じて」をうたっている表情はなんか少し苦しそうだ。どっか無理していそうだ。それに対しておじさんの方が無理してない顔をしている。
でも、平井オリジナルの「瞳を閉じて」は心に来るものがある。魂に響いてくるものがある。それに対しておじさんの「瞳を閉じて」は「瞳を閉じて」という曲を歌うというスポーツをしているような印象を受ける。うまいんだけど、歌を歌うという運動を上手にやっている感じかな。それ以上でも以下でもない。
自分が小学生くらいの頃よく物まね番組をやっていた。ものまね四天王とか言って、コロッケ、清水アキラ、栗田寛一、ビジーフォースペシャルという人などが、ものまね合戦を繰り広げていたのだが、審査員によく、淡谷のり子がいた。
番組的には清水アキラがふざけていて下品な物まねをして、それに対して淡谷のりこが苦々しい顔をしながら感想を言うというのが、一つの面白いところになっていたのだけど、この淡谷のり子が「歌は心」と言っていた。
平井堅と100点満点おじさんの歌を聞き比べて思い出したのはその淡谷のりこの「歌は心」という言葉だった。やっぱ歌は心なんだ。
「瞳を閉じて」は作詞作曲平井堅。平井堅が100%作った曲だ。曲を聴いてみればわかるが、彼女?を失った苦しさを歌っている。平井堅がこの曲を歌うとき、彼の脳裏に浮かんでいるのは、彼女の笑顔であったり、何気ない仕草であったり、何気ない会話であったりするのかもしれない。そしてそれらを失った悲しみ、苦しさ、虚しさ。
そういう実体験から曲を作り、歌っているオリジナルの平井の歌と100点満点おじさんの歌では思い入れの深さが天地雲泥の差である。
歌って面白いよね。うまい方がいいんだけど、ただ上手くてもなんか響いてこない場合もある。
自分はいろんな歌手の曲が好きですが、最近は大友康平の「いすゞのトラック」をよく聞いています。
何だか知らんけど、いいんですよ。昔は「フォルテシモ」やアサヒビールのスーパードライのCMの曲も好きだった。大友康平はもちろんプロの歌手で歌が上手いのは当然だけど、やっぱあの声がいいんだと思う。声もいいし、魂も入っているんだと思う。歌は心だよね。あと、新沼謙治も好きです。
では、逆に下手くそな歌でも心が入っていれば、聞く人の心に響くのか?響くと思います。どういう気持ちを込めるかは知らんけど、何か、例えばこの人に元気になってほしいと本気で思って歌った歌は、どんなに下手糞でも相手の心に届く、響くと思う。それが人間だと思うから。
昔、自分が中学生くらいの頃「元気が出るテレビ」というバラエティー番組をやっていた。いろいろな企画があって面白かったが、今だったらコンプライアンス違反になってしまうような企画も多々あった。
この「元気が出るテレビ」の企画の一つとして「彼女のために曲を作って歌おう」というようなのがあった。文字通りなんだけど、自分の思いをのせたオリジナルラブソングを作り、浜辺とかで、弾き語りで、彼女にその曲を聴かせるというものだった。
どんな感じの企画だったか。以下書いてみます。
砂浜に座る若いカップル。男性の方はギターを抱えている。男がつま弾く少し寂しい感じのイントロが始まる。静かな、でも、熱い思いを秘めたラブソングを歌いだすと思いきや、男性が割れんばかりの調子はずれの声で歌いだす。そのあまりのギャップに場内(その映像を見ているたけしさんとか松方さんとかその他大勢)大爆笑。テレビを見ている私も大爆笑。
でも、その曲を聴いている彼女は泣いていた。うれしくて泣いていた。第三者が聞くとどう聞いてもふざけて作ったコミックソングのような曲にしか聞こえない曲に彼女は泣いていた。感動して。
今から思うと、この企画のコンセプトは問題だが、歌は心というキーフレーズからこの企画のことを思い出したのだった。
ラブソングを作ってあの企画に応募してきた人たちは今も元気だろうか?

